登山:鋸山を行く


登ってる?
difeetなの。

最近は家でフィギュアを撮って、たまに外出すれば展示フィギュアを撮って、そして帰ってきたらまたフィギュアを撮って…。
もはや俺は何なんだぜという感じになってきたので、たまにはフィギュア以外のお話を書こうと思うんだ。
何気に展示イベントとかフィギュア以外のお話を書くのは、約一年ぶり
逆に言えば、一年間フィギュアの話ばっかりだったんだね。

と言うことで、今回は自分を見つめ直すという体のいい言い訳をこじつけて、千葉県は安房郡鋸南町と富津市の境に位置する鋸山へと足を向けたんだ。
ちなみに登ったのは5月3日金曜、いわゆるゴールデンウィークまっただ中なんだね。
ただゴールデンウィークも終盤だし、いちおう平日だし、たぶん空いてるんじゃないかと思って、当日の昼に行くことを決めたんだ。
思い立ったが吉日よね。

導入

 
現地までの高速道路で二度ほど中程度の渋滞につかまりながらも、ほぼ予定通り到着。
高速道路より下道の方がひどい渋滞だったのは、ちょっと予想外だったよ…。
もちろんロープウェー(で登るつもりはなかったけど)乗り場は、駐車場の空きを待つ車で長蛇の列。
一向に進まない車を横目に、「お前らなんてロープウェァイがお似合いだよ!」という捨て台詞を吐いて、とりあえず満車ではない駐車場を探したんだ。

ナビに従い半信半疑怪しげな小道に入ると、たどり着いた先は鋸山の中腹にある、日本寺駐車場
329.4mという低山なのに、すでに車で中腹くらいまで来ちゃったんだ…。
もはやこれは登山というより、ハイキングだね
そこそこの装備で来たけど、すれ違う登山者は皆Tシャツにハーフパンツの普段着だし。

とりあえず溢れ出そうな涙をこらえつつ、頂上であり名所でもある「地獄のぞき」を目指すんだ。

大仏広場

拝観料600円を払ってまずは大仏広場へ。
日本寺大仏でっか
ちゃんとしたお名前は、薬師瑠璃光如来だよ。
ちなみに見た感じ大きいのもそのはず、高さは31.0mにもなり、実に奈良の大仏の2倍以上だそうな。
日本の大仏界では2番目の大きさ、座像・石仏界隈では日本一なんだって。

もう一つは「お願い地蔵尊」。
自分の名前を書いて奉納すると、お願いを叶えてくれるそうだよ。
「裏庭から石油が出ますように」とか、「温泉が湧きますように」とか、各々好きなお願いをすればいいと思うんだ。
叶うか叶わないかは…地質次第…!

地獄(のぞき)への道

頂上への道は、何気にかなり急勾配でいきなりハードモード
低山だからと言ってピクニック気分で行った人からは「なめてた」とか「ごめん」という声が散見されるほどなんだ。

ちなみに前から歩いてきたウェイ彼氏とイラついた彼女の会話(そこそこ大きい声)が、
彼氏「この山あいから見える海すごいじゃん?」
彼女「は? ストレスしか感じないんだけど
という痛ましい内容で、さすがRoad to HELLだぜ! と身をもって実感したんだ。
頑張れカレシィ。

地獄のぞき

山の中腹から登っただけあって即到着! やったぜ!
低山なので見晴らしもそれなりかなー…と思っていたんだけど、思った以上にいいじゃん…
千葉県なので視界を遮る高山も見当たらないし、眼前に広がる緑と海のコントラストが綺麗なんだ。

ちょっとロープレの序盤感出てていいね。
そしてここで一つ残念なお知らせなんだけど、実はこれ地獄のぞきじゃないんだ
地獄のぞきのちょっととなりにある、サブ地獄のぞき的な所から撮った写真なんだね。
どうしても地獄を見たいやつらはコチラ!」みたいなやつよ。
表紙の写真もそこで撮ったもの。

そしてなぜ地獄のぞきから写真を撮らないかと言うと、理由は簡単。

まぁそうだよね
ゴールデンウィークだし、何よりロープウェーの混みっぷりを見たら想像に難くないってやつよ。
ちなみに約1時間待ちというアナウンスをしていたので、あえなく断念。

横から見るとこんな感じ。
地獄のぞきからの眺めより、こっちから見たほうがスリリングだよね…。

百尺観音

地獄のぞきから少し下ると、すぐさま百尺観音さまのお足元へとたどり着くんだ。
高さは百尺、つまり30mあるらしく、それがお名前の元となっているんだね。
序盤の薬師瑠璃光如来さまも大きかったけど、こっちもでかいって
路も観音様も石から削り出されていて、千葉の並々ならぬ石への執着が見て取れるんだ。
材料を持ってきて削るのとはまた違うもんね。

ちなみに本当はここで偶然バックパックに入っていた狐のお面でもかぶって記念写真でも撮ろうとしたんだけど、思ったより人が多くてやめたんだ。
だって恥ずかしいじゃん

千五百羅漢道

写真には収めきれていないんだけど、「千五百羅漢道」と言うだけあって本当に1500体(正確には1553体)の石像が並んでいるそうだよ。
皆さんとてもユニークなお顔をされていて、一体ずつ表情が違うんだ。
当時の技術で、しかも石像でこんな精巧に造れるなんてすごいよね。
素人のdifeetでもわかるくらい丁寧な仕事をしているので、たぶんかなり有名な造形師さんが関わっているのは間違いないと見た。
夏のワンフェスでディーラーチェックしてみよう。

不動滝

水は岩からちょろちょろー…っと流れ出ていた感じだったよ。
季節によるのかな?
センターの子の首が取れているのがちょっと痛々しいね。

そしてこの不動滝、一見普通の滝なんだけど、そのサブタイトルが普通じゃない

茫々たる宇宙人無数 幾箇の男児が暴れ丈夫 不動滝

…宇宙人? ん?
石削りすぎてちょっと精神的に疲れちゃったか、当時やってた中二アニメの影響かな。
語呂とか語感的にもなんか宝具出そうだし

では改めて諏訪部さんボイスを適用して声に出して読んでみよう。

─茫々たる宇宙人無数
──幾箇の男児が暴れ丈夫
─────────不動滝!
(それっぽい英語で!)
かぁっこいいー!

薬師本殿 (醫王殿)

最後は薬師本殿。
時間的にもそろそろ日が沈み初めていたし、登山客もかなり少なくなってきし。
静けさも相まって、ちょっと怖いよ…。
社はあまり大きくないものの、周りも含め綺麗に整備されていたよね。

と言うことで、鋸山への登山(ハイキング)はこれにて終了。
お話にまとめるつもりはあんまりなかったので写真は控えめだけど、なかなかどうして楽しい小旅行だったよ。
あとがきのついでの山つながりでおまけの一枚。

フジッサァァン!
登ったわけではない。
以前我らが愛する坂本真綾さんのFCイベントが河口湖周辺で行われたんだけど、その時の一枚なんだ。
残念ながら傘がかかっちゃってるけど、その雄大さにただ感動するしかできなかったよね。
まぁ、そのあとの真綾さんのライブの方が感動したけどな

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